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相続後15日以内にすべきこと
死亡届はどこへ出すの?
年金手続きはいつまで?
遺族年金はいくら?
1 死亡届の提出

死亡届は、人が亡くなったことを届け出るための書類です。
火葬や相続手続きに必要となります。
ご家族がお亡くなりになった場合、まず最初に死亡診断書(兼死亡届)を医師から入手します。
この死亡診断書は、医学的・法律的に人の死を証明するものです。
死亡診断書は死亡届と一体となっており右が死亡届となっております。
死亡届の提出期限は、亡くなってから7日以内です。
また、様々な相続手続きに必要となるため複数枚コピーをしておきましょう。
※死亡届の提出と同時に火葬許可申請書も併せて提出しておきましょう。その場で火葬許可証が発行されます。


■死亡届のまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
入手先 | 亡くなられた病院 |
提出先 | 下記のいずれか ■死亡地の役場 ■本籍地の役場 ■届出人の役場 |
用途 | ■火葬許可証の入手 ■年金の死亡届 ■健康保険等の喪失届 ■葬祭費の請求 ■生命保険金の請求 ■銀行の残高証明の請求 ■相続税申告 |
提出期限 | 亡くなってから7日以内 |
2 火葬許可申請書の提出
お亡くなりになった方を火葬するためには、火葬許可証が必要です。
死亡届と同時に火葬許可申請書を提出すれば、その場で許可証が発行されます。
また、死後24時間経たないと火葬が出来ません。
火葬許可証は亡くなってから7日以内に役場に提出しなkればなりません。
火葬が終わると火葬場より証印が押されます。これが納骨の際に証明書として必要となります。

■火葬許可証のまとめ
項目 | 火葬許可申請書 |
---|---|
提出する人 | 家族など遺族 |
提出先 | 役場 |
提出期限 | 死後7日以内 |
必要書類 | ■死亡届 ■印鑑 ■身分証明書 |
3 世帯主変更届の提出
世帯主がなくなった場合 、死亡から14日以内に変更届の提出が必要です。

■世帯主変更届のまとめ
項目 | 世帯主変更届 |
---|---|
提出する人 | 家族など遺族 |
提出先 | 役場 |
提出期 限 | 死後14日以内 |
必要書類 | ■身分証明書 ■届出人の印鑑 ■国民健康保険証(該当する場合) |
4 介護保険などの資格喪失届の提出
お亡くなりになった方が、介護保険などに加入されていた場合は、死亡から14日以内に資格喪失届の提出が必要です。
保険料は死亡月の前月までかかります。

■資格喪失届のまとめ
項目 | 介護保険資格喪失 |
---|---|
提出する人 | 家族など遺族 |
提出先 | 役場 |
提出期限 | 死後14日以内 |
必要書類 | ■介護保険被保険者証 ■負担限度額認定証 ※月割で計算し、還付があれば 後日還付手続きの書類が届きます。 |
5 年金支給停止届の提出
年金の受給者がお亡くなりになった場合は、年金事務所に年金の支給停止のための「受給権者死亡届」の提出が必要です。
※マイナンバー登録されている方は「受給権者死亡届」は省略できます。
また、受け取られていない年金(未支給年金)がある場合も、同時に請求することができます。
【参考】日本年金機構:年金を受けている方が亡くなったとき
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/tetsuduki/kyotsu/jukyu/20140731-01.html

■年金支給停止届のまとめ
項目 | 年金死亡届 |
---|---|
提出する人 | 配偶者もしくは同居の家族など |
提出先 | 年金事務所 |
提出期限 | 死後14日以内 |
必要書類 | ■年金証書 ■亡くなったことを証明する書類 |
6 遺族年金はいくらもらえるの?

遺族年金は、国民年金や厚生年金の加入者がお亡くなりになった場合、その亡くなった方に生計を維持されていた方が受け取ることができる年金です。
遺族年金の時効は5年のため、忘れないように手続きしましょう。
遺族年金には以下の2つの年金があり、受け取るにはそれぞれ条件があります。
1遺族基礎年金
2遺族厚生年金
【参考】日本年金機構:遺族基礎年金を受けられるとき
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/tetsuduki/izoku/seikyu/20140617-01.html
【参考】日本年金機構:遺族厚生年金を受けられるとき
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/tetsuduki/izoku/seikyu/20140617-02.html
■遺族年金の受給者と年金の種類
区分 | 国民年金のみ加入 | 厚生年金に加入 |
---|---|---|
子のある妻又は子 | 遺族基礎年金 | 遺族基礎年金 + 遺族厚生年金 |
子のない妻、父母、孫 | 寡婦年金 又は 死亡一時金 どちらか選択 | 遺族厚生年金 |
■年金の条件と受け取る金額
区分 | 遺族基礎年金 | 遺族厚生年金 |
---|---|---|
亡くなった方 | 自営業者などで ■国民年金に加入中 ■被保険者 ■資格期間が25以上 | サラリーマンなど 以下の条件のいずれか ■厚生年金に加入中 ■病気やけがで5年以内に死亡 ■1・2級の障害厚生年金を受け取っていた ■老齢厚生年金の受給権者又は受け取る要件がある方 |
受け取れる人 | ■前年の年収が850万円未満 ■所得が655万5千円未満 である下記のいずれか 1⃣子のある配偶者 2⃣18歳までの子 | ■子のある配偶者 ■18歳までの子 ■子のいない配偶者 ※30歳未満の妻は5年間のみ受給 ※夫は55歳以上である方に限定 ■父母 ■18歳までの孫 |
受給金額 | 年額 816,000円(R6年) + 子の加算 234,800円 | 老齢基礎年金の報酬比例部分の3/4 |
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